5/20 キックオフ

今年で3年目を迎える情報センター科学クラブに新しいメンバーも加わり2023年度キックオフの例会を持ちました。
大人サポートチームの小林さんより科学クラブ発足の経緯説明、メンバー及びサポートスタッフ自己紹介、そして大きなミッションとなる動画作成と絡めて部長山岸翔梧氏により「著作権について考えよう」勉強会が行われました。
昨年度の成果発表では体験してきた日々の活動の他、デジタルの日中間発表やIODDの成果にも触れられ中身の濃い振り返りとなりました。
本年度やりたい事は昨年の成果も踏まえ、より一層バージョンアップした内容にしたいと希望を語り合いました。
土屋君より活動を円滑に進めるためのツールとしてファイル共有やチャット機能を備えた「Next Cloud」の説明。松下君が作った科学クラブのホームページの紹介がありました。将来的にはメンバーが作成した動画をアーカイブする場所として機能します。
今日行われた様々な次第は今までは大人のサポートチームが担っていたこと。しかし、3年目になった今日の会ではそれぞれメンバーが分担して発表や説明がなされるようになりました。自分の役割や得意分野をしっかりと認識して活動してきた成果だと感じます。

昨年度の成果まとめ
◎生物班
蝶の標本をスプレッドシートに情報を落とし地図化した。ストーリーマップ(地図と関連させて文章を書く昨日)やArcGISコンテストでは中学生のエントリー初となった。ArcGISを提供して下さった企業様に感謝を申し上げます。
◎PCソフト
マイクロビットやアルディーノをプログラミングして様々な動きを実現させる実験を行った。
◎PCハード
デスクトップパソコンの分解やOS・アプリのインストール。3Dプリンタの操作。
◎鉄道
鉄道の魅力を発信するために長野電鉄様とコラボして「SNSハッシュタグ企画」を行った。
◎ゲーム
ゲームの動画編集と編集ソフトの模索など。課題としては全員が完成までいきたい。

終りの会(今日のまとめ
◎生物
今後の方針と公園の下見
◎PCソフト
マイクロビットの送受信
◎鉄道
個人個人がこれからやっていきたい事を決定
◎ゲーム
個人が所有しているゲーム機の確認とやりたい事の確認

Next Cloudについて土屋君より概要と説明
LINEのように喋れる場所として使えるので他校の人・大人サポートチーム・センターとの連絡に活用。FILEの共有ができる。
※アカウントをもらってログインしてください

顧問の佐々木先生より
3年目になりました。やりたい事・面白がる事などの好奇心を大切に。中学で固まらずに色んな人とコミュニケーションを。
大人サポートチーム水野さん
地図アプリArcGISは本来ならとても高価な物。中学生の学習に活用できることはとても意味深い事。是非有効に活用しよう。
大人サポートチーム小林さん
今のところ中間発表は10月のデジタルの日、最終発表は3月のIODD。その間毎月第3土曜日午前(学校行事の予定を見てフレキシブルに対応)
コロナも落ち着いたので6月の例会ではお楽しみ会が出来るとよい。

6/17 6月例会

例会
科学クラブ専用のホームページが出来ました。今後はメンバーの作品を収めるアーカイブとして機能します。
作成者の松下君より運用方法の説明がありました。

お楽しみ会
コロナも落ち着き、久しぶりに一堂に会する今回の例会ではお楽しみBBQを開催しました。好天に恵まれ心もお腹も満杯です!

7/20 7月例会

今日の例会ではビックな発表がありました。
生物班が手がけた「デジタルアーカイブ:土地利用と生き物の関係からOECMを考える」がGISコミュニティフォーラム マップギャラリー2023(ストーリーマップ部門) で3位(2作品)に入賞しました。ちなみにもう一つは東京大学!!
現地に出向き取材・撮影などを自分たちで行いインターネットで地図を作るアプリを使った作品が入賞に至りました。快挙です。

出展:GISコミュニティフォーラム マップギャラリー2023(ストーリーマップ部門) 入賞作品紹介 | ESRIジャパン (esrij.com)

その後通常の例会では小学校4年の新入部員を迎えた鉄道班が早速撮りためた動画の編集などのレクチャー。
生物班は臥竜公園へフィールドワーク。様々な生物の捕獲を行いました。
ゲーム班は次回のテーマについての検討。PCソフト班はデジタルの日の発表に向けて準備をスタートさせました。
着地点を見据えた活動が加速しています。

8/26 8月例会

生物班の「デジタルアーカイブ:土地利用と生き物の関係からOECMを考える」がGISコミュニティフォーラム マップギャラリー2023(ストーリーマップ部門) で3位(2作品)入賞記念の賞状と盾の伝達式を行いました。信濃毎日新聞社さんと須坂新聞社さんの取材もありみんなとっても嬉しそう。とても誇らしく思います。

終りの会では中間発表に向けての進捗状況の確認と大人サポートチームの見学に来られた宮崎さんのスピーチもありました。毎回新しい事が起こる「科学クラブ例会」です。

鉄道班 中間発表で何をやるかの検討と動画編集など
生物班 中間発表に向けてスキーム調整とサイトの調整
ゲーム班 中間発表の準備
PCソフト班 学校の文化祭で使うスライドの作成

大人サポートチーム
ゲスト宮崎さん
 みんな頑張っていて勉強になった。自分が中学生の頃は仲間がいなかった。大人を頼って欲しい。
須坂新聞社小林様
 自分の好きな事に取り組むって素晴らしい!
信濃毎日新聞社出沢様
 須坂の支社にいたが活動を知らなかった。こんな面白い事をやっているなんて!自分は文系なのでついて行けないかもしれないけどまた面白い事を知りたい。
佐々木先生
 いろんな大人がいろんな角度で関わってくれている。どんな思いでどんな人なのか。セッティング、事務、モロモロ色んな人がいる。学校では出来ない事も出来る。そんな中で自分の好きな事をやろう。「好き」をあきらめない。受験も間近に迫っているが自分の肥やしになるように。
小林さん
 取材が2社、そんな事は中々ない。どんな記事になるか楽しみ。

9/9 9月例会

中間発表会の詳細が決まってきました。
10月7日(土)ブースごとに展示・来場者にプレゼン
9:00-12:00 各自準備
12:00-13:00 昼休憩
13:00-13:20 開会式
13:20-14:10 展示
14:15-14:55 展示内容の発表
15:00-15:55 デジタル討論会
15:55-16:00 閉会式

展示会場と発表内容
メイン会場—セミナールーム—–ウィキペディア展示及び討論会コア会場
鉄道班——–PCルーム———–リーフレットを作ったのでスマホで見てもらう
PCソフト班—PCルーム———–マイクロビット・アルディーノをプレゼン(真南叶君)
ゲーム班——テレワーク室1—–動画・スクラッチゲーム展示
生物班——–テレワーク室2—– わすれなぐものアルコール漬け展示・Q&A

大人サポートチーム小林さんより
3年生は受験を控え大変かと思う。今日はみんなの真剣さが伝わってきた。
32インチのモニターが必要なので準備します。

10/7 情報化を実践する会inデジタルの日

研究の中間発表の場として目標としてきた「情報化を実践する会inデジタルの日」当日です。たくさんのゲストをお迎えして開催、様子はyoutube配信してより多くの方にご覧頂きました。
展示・発表に向けて準備に余念がありません。


大きなヤマ場は各ブースでの展示と来場者に向けた展示内容の説明プレゼンです。自分の端末を駆使して臨みます。
名古屋大学遠藤先生のデジタル討論会ではお褒めの言葉も頂きモチベーションが上がります。
最終発表は3月のインターナショナルオープンデータデイです。このままの勢いで走り抜けよう!

10/15 10月例会 3Dスキャンチャレンジ

今月の例会は長野市立博物館を会場に「公立小松大学 次世代考古学研究センター 特任准教授野口淳先生」をお迎えして同館の収蔵品及び自分達で持ち寄った昆虫やキノコの標本を3Dスキャンデータ化し文化財資料に起こすという特別企画でした。
高齢化により失われてしまう地域の歴史、資料、文化財をオープンデータ化するため土器等遺物の3Dデータ化を通して地域のGIGA端末から見ることが出来るデータづくりにチャレンジです。
最初に野口先生の3Dについてのレクチャーと撮影の仕方。博物館学芸員の成田さん、樋口さんより流域治水に関する道具や北海道のアンモナイト、信州新町の三葉虫の化石の紹介のあと、貴重な品々に少々ビビりながら専用のスマホアプリでスキャンします。スキャンしたデータはwebに公開する実験も行いました。地域の皆さんも参加して下さりとても実のある会になりました。

終りの会では参加したメンバーから様々な感想が聞かれました。
・3Dデータが作れ、デバイス内で見れた。作品を呼び出せた。
・HPに貼る方法を見つけて近年になく嬉しかった。
・1つのアプリで出来るのがすごい。
・まだ成果がないがうまく活用できるとよい。
・進学してからの目標が出来た。また更北中のメンバーとやっていきたい。

地域の皆さんからも感想を頂きました。
・長野市の地図が3Dになれば災害対策に役立つ。
・様々な事を集約してHPにしたい。
・防災対策に役立てればよい。
・子供達の力に期待したい。

学芸員の皆さんの感想
・小さな物でもキレイに撮影できた。
・いろんな形があって面白い。
・去年に引き続き開催できたことがすばらしい。
・昔のものをこのような形で残していけたら良い。

野口先生
・博物館の資料を形にするイメージは「見る」「聞く」「読む」。受け止めるだけでは流れてしまうが自分でやってみると自分のものになる。それが「参加」。
・データにすることにより省スペース化が図れる。
・最近の悩みは倉庫がもっとあったらよいと思う。人が集まって何かをする場所「科学クラブ」のような。
佐々木先生
・自分たちのやりたい事を人に頼らずにできるようになるとよい。面白がる事を大切に。愛着のあるものを大切に。
・ゆるやかに進んでいければよい。

11/18 11月例会 

今日の例会は今まで遅れていた作業を進めるべく淡々と取り組みました。
また、今まで使う機会がなかった情報センターの3Dプリンタを使い船の模型を作りました。まずデータづくりから。

終りの会
翔梧部長より
学校では時間が足りない、ここで満喫しよう!
佐々木先生より
学校でも可圧胴時間が短くなってきた。放課後20分くらいしかない。ゆっくり話す時間も少ないなか、こんな機会がとてもありがたい。
学校で出来ない事もここならできる。特に3Dスキャンにも発展させることが出来た。
また、受験生はとても忙しい、3年生が不在な時でも新しいつながりを模索し、新しいチャレンジにつなげていって欲しい。

12/16 12月例会 

今年最後の例会になりました。
水野さんよりArcGISソフトの使い方についてレクチャーを受けました。GIS(地理情報システム)とは、人口や地理データなどの統計情報を地図上にマッピングできるもので、地図を使って解決する・調べる・映像を組み合わせるなどができます。一番最初に結びついたものはGPSだそうです。
センサーと結び付けたものは3Dで、最近ではドローンなどに活用されています。
その後各班に分かれて3Dプリンタ・レーザー加工機などを使い活動しました。

終りの会
山岸部長:
今年はラスト。来年もよろしく。風邪には気を付けて
大人サポートチーム小林さん:
GISはすごいな。どんなデータで何をやりたいかが大事。興味を持つこと。
佐々木先生:
先輩たちも最初はピンとこなかったようだったが自分の好きな事とツールが繋がる瞬間がある。色んなツールがあっても自分のニーズにリンクしなければ宝のもち腐れになってしまう。好きがあれば進んでいける。
大人サポートチーム水野さん:
難しかったかもしれないがこのソフトは世界中に320万人のユーザーがいる。自分の好きと結びついたある意味幸せな人達。

今月の例会は10月に行った3Dスキャンチャレンジを発展させ、たくさんの収蔵品をスキャンする体験と撮れた3D画像の使い道などについて検討する会になりました。
次世代考古学研究センター野口先生、NIANTIC白石さん、株式会社アナザーブレイン久田さん、など強力な大人サポートチームにアドバイスを受け収蔵品を3Dスキャン。
どんなふうにしたらスマートな画像になるか、大きな物はどんな手順で撮影するのか、など工夫をしながら取り組みました。

次回は1月20日(土)午後
場所は長野市立博物館で3Dスキャンと合同で行う。概ね4時間程度の予定。


1/20 1月例会 長野市立博物館収蔵品3Dスキャン

2/17 2月例会

3月2日に行われる最終発表は「インターナショナルオープンデータデイ2024in須坂・長野」と題して情報センターを会場に行われることが決定しています。
本番に向けて最終の例会となり大詰めの調整が続いています。
発表カテゴリ別のブース分けをするので何を、どうやって(PPT/動画など)、設営するか検討する。グループ以外の提案もOK。連携して取り組む。などです。
顧問の佐々木先生からは3Dスキャンチャレンジの進捗状況、大人サポートチーム小林さんよりインターナショナルオープンデータデイに合わせて何をどう展示するか検討して欲しい。必要なものがあれば相談して欲しい。とのお話がありました。


終りの会
佐々木先生
ここでしか、部活でしか、会えない人との連絡を密にする、リアルに会う機会を大切にする。そして最終発表に向けてスケジュールを逆算してモチベーションを上げてみよう。
小林さん
時間がないのでまとめを万全に。
表現→どう伝えたいかが大切。原点に立ち返って考えてみよう。
最終プレゼンが集大成となる。

当日

当日のタイムテーブル
準備 9:00-12:00(昼食含む)
展示 12:00-13:00
オープニング 13:00-14:00
 キーノートスピーチ
 科学クラブ活動報告
展示 14:00-15:00
討論会 15:00-16:00
片付け 16:00-16:30

3/2 インターナショナルオープンデータデイ2024in須坂・長野

科学クラブの研究発表の場として目標にしてきたインターナショナルオープンデータデイ2024in須坂・長野当日です。
朝9時から順次情報センターに集まり展示やプレゼン本番の機器類のセッティングなどに取り掛かります。

【プログラム】
    第0部 展示 12:00〜13:00
    開会 13:00
    第1部 13:10〜14:00
        キーノートスピーチ
        情報センター科学クラブ ライトニングトーク
    展示 14:00〜15:00(展示をご覧ください)
    第2部 15:00〜16:00
        地域における活動紹介
        討論会
    閉会 16:00(予定)

それぞれの班別にたくさんの資料やパネル・機器類などを準備。
会場の設営に取り掛かります。

展示発表では各ブースで資料や映像を使って直接説明します。

さあ!いよいよ本番!キーノートスピーチではそれぞれのお立場からお話を頂きました。
情報センター科学クラブ ライトニングトークでは今までの経緯や推しポイントなど端的なプレゼンが行われました。
機器類の扱いもスムーズでここに至るまで何度か経験してきたことが更にパワーアップして成果を発揮しています。

地域における活動紹介討論会
様々な分野の皆さんからとても興味深いお話をして頂きました。
終りのあいさつでは藤澤先生より「オープンデータデイ」とは「心を開き、オープンにしてくれるきっかけ」というコメントを頂きました。

ご参加者下さった皆様、ご来場くださった保護者の皆様、見守って下さった各界の皆様、LIVE配信をご覧くださった皆様に心から感謝申し上げます。
また来年、この場所で再会しましょう!!

3/30 3月例会 2023年度振り返り

2023年度最後の例会では3月に行われたでは今年度の活動の振り返りを行いました。
佐々木先生をファシリテーターに改めて自己紹介、この3月から高校に進むOB、翔梧部長、大人サポートチームの挨拶の後、次年度から参加される小学生の新入部員の自己紹介・「どのようにして科学クラブを発見したかなどについて」スピーチ。その後全員が参加してフリートークによるセッションが行われました。

OBからこの場所の可能性について
・1人でやる→人から情報を得て関われる。
・自分の好きな事の幅が広がりやりたいことが増えそれが実体験にまでつながった。
・今まで関りの無かった人から新しい興味を得てまわりと共有することの大切さを知った。
・自分達の好きをみんなにも見せたい、そして知ってもらい、好きになってもらいたい。

新2年生・3年生からの感想
・博物館で文化財の3D撮影など普通はあり得ないことが出来た。
・好きな物の近くに行ける。
・自分の好みを発信できる・地域と関われる。
・自分と同じ趣味を持つ人と関われる・普通に話せる。
・学校では同じ好みを持つ人と出会えない。
・すぐにアドバイスが得られる。
・学校にはないものが使えてアレダメコレダメの制限もない。
・専門家などプロ集団が近くにいる。
・いろんなバックグラウンドを持った人と出会える。
・行動が縛られない。
・学校には常人が多い。ここではブレーキを壊すことが出来る。
・全く集団行動が出来ないが興味が抑えられない。

これがあったら良いなと思えるもの
・この場所がもっと有名なったらよい。何かに特化することでマニアックな集まりが作れる。
・趣味が仕事になる人は人生最高!人生を決めるキッカケになった。
・地図のプロ水野さんとの出会いが大きかった。
・同じ趣味を持つ人に声をかける勇気が必要かも。
・自分の好きな対象が輝いて見える。

デジタルにはどんな意味があったか
・学校に入ったときにはあったので無い事が想像できない。決断から実行までのタイムラグが少ない。
・アナログだとイチから。デジタルには画材やツールが多く編集も容易。
・自分の好きに更に詳しくなれる。(図書館では大変)
・手書きよりタイピングの方が早い。変換も神!
・動画にすれば表現の幅が広がる。
・最初はやりたい事がわからなかったがタブレットを活用して今は楽しくて仕方ない。
・プロ並みに作れちゃう。
・様々なアプリを活用できる。
・youtubeなど参考に出来る。
・アンケート収集が紙ベースより楽。

小学校iPad導入の期待と心配ゴト
◎スケジュール共有・記録機能
×物理的損傷
×「使い方の制限」は「あやふやな自由」
×外部からの脅威

翔梧部長・佐々木先生・大人サポートチームの感想
・みんなが困らないようにハンドリングしてくれる大人がいる。
・みんなでワイワイしながら世代間に広まっていけば良い。
・自分で考えて実行する「伸びようとする矢印」を妨げない。計画とは?メニューとは?という問いが立った。
・自分が言いたいことが自由に発言できる場である事。
・皆さんの感想がとてもポジティブであった。

翔梧部長より2024年度新部長の発表
土屋君に決定
コメント「普段通り粛々と」

2023年度の活動はこれで一区切りです。
2024年度からは大ネタ小ネタ満載の新しい活動が始まります。